Development guides

Overview

システム構成やソフトウェアスタック、動作環境やエッジAIデバイスの仕様概要を紹介します。

Developer Editionのシステム構成

上図は、Developer Editionのシステム構成図です。 SaaSとしてPortalより購入いただくConsoleとGitHub上のSDKとを用いることで、AITRIOS™のアプリケーションを開発できます。開発で用いるエッジデバイスはConsole経由で制御されます。

アイテム

意味

アイテム

Portal

意味

AITRIOSのサービスポータルです。開発プロジェクトの作成、メンバーの登録・削除、AITRIOSの各種サービスの購入ができます。メンバーやサービス購入は、プロジェクト毎に行ってください。

アイテム

Console

意味

エッジAIデバイスの管理機能を提供します。UIとREST APIで制御できるほか、SDKからも制御できます。


  • AIモデルのトレーニング
  • エッジAIデバイスへのAIモデルやVisionアプリケーションのデプロイ
  • エッジAIデバイスからのメタデータおよび画像受信
  • エッジAIデバイスの状態モニタリング

アイテム

Edge Device

意味

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)製インテリジェントビジョンセンサーを搭載したエッジAIデバイスです。別途AITRIOSウェブサイトから購入してください。

アイテム

Cloud SDK

意味

ビジョンサービスのクラウドアプリケーション開発を目的とするSDKです。 APIから、ConsoleのエッジAIデバイス機能を利用できます。GitHubで公開されており、Codespaces上での開発を推奨します。 ローカルPCにDockerを構築して開発することもできます。

アイテム

Vision and Sensing Application SDK

意味

エッジAIデバイスにデプロイする、AIモデルならびにPost Visionアプリケーションの開発用SDKです。 AIモデルに対しては、再トレーニングとデプロイ、評価の機能を提供します。 Post Visionアプリケーションに対しては、デプロイと評価の機能を提供します。 また、デプロイする前のデバッグにも対応してます。 Cloud SDK同様GitHubで公開されており、Codespaces上での開発を推奨します。 ローカルPCでも開発できます。

アイテム

Camera FW (Firmware)

意味

エッジデバイスのファームウェアです。 エッジAIデバイスを適切に動作させるため、エッジAIデバイスの初回起動時など、必要に応じて最新版に更新してください。

アイテム

Device Certificate

意味

エッジAIデバイスを利用するための認証ファイルです。デバイス購入後、Depeloper SiteのContact usから申請して下さい。SSSからメールにて提供します。 

ソフトウェアスタック図

Schematics of the Azure to Edge AI device

Console

アイテム

意味

アイテム

REST API

意味

Consoleの制御機能をREST APIで提供します。

アイテム

User Interface

意味

Console制御のユーザーインタフェースを提供します。

アイテム

Retraining

意味

アノテーションに基づいてAIモデルを再トレーニングします。再トレーニングは、UI、REST APIとSDKから実施できます。

アイテム

Monitoring

意味

Consoleのステータスのモニタリング機能を提供予定です。

アイテム

Blob Storage

意味

AIモデルの学習用データなどを格納します。

アイテム

Cosmos DB

意味

エッジAIデバイスからのメタデータや画像データを格納します。

Vision and Sensing Application SDK

アイテム

意味

アイテム

Deploy Notebook

意味

AIモデルとPost VisionアプリケーションをエッジAIデバイスにデプロイする機能を提供します。

アイテム

Prepare Model Notebook

意味

tfliteのデプロイにあたっての、MCT量子化機能を提供します。

アイテム

Prepare Dataset Notebook

意味

CVAT (Computer Vision Annotation Tool) を使ったアノテーション機能を提供します。

アイテム

Development Environment for PPL

意味

Post VisionアプリケーションのWASMコンパイルを提供します。 また、デプロイ前のCodespaces上でのデバッグにも対応予定です。

Cloud SDKの構成

アイテム

意味

アイテム

Console Accessary Library

意味

ConsoleへのアクセスAPIを提供します。 クラウドアプリケーションは、このAPIならびにConsole REST APIを利用して実装してください。

動作環境とエッジAIデバイス仕様

動作環境

  • Windows 10 の Google Chrome ブラウザにて動作確認済みです。

AITRIOS対応エッジAIデバイス

  • LUCID Vision Labs SENSAiZ SZP123-S001

センサ駆動

項目

仕様

項目

撮像画像サイズ

仕様

4056 × 3040 (最大)

項目

フレームレート*

仕様

最大 30fps (2028 x 1520)

最大 10fps (4056 x 3040)

項目

Auto Exposure

仕様

有り

項目

Auto White Balance

仕様

有り

* センサのフレームレートです。​
エッジAIデバイスのフレームレートはデプロイするAIモデル、Vision and Sensing Application、画像送信有無等に依存します。

AI モデル

項目

仕様

項目

最大サイズ

仕様

8 MB (モデル+ Runtimeメモリ、エッジAIデバイスDeploy時)

項目

重みのデータ型

仕様

8 bit

項目

最大入力画像

仕様

640 x 480 (RGB)

※AITRIOS、およびそのロゴは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。